2011年に始まったパチンコ・パチスロ店への広告規制により、ホールがユーザーの期待を煽るような“過度な表現”は禁止されました。

しかし、それ以前

特に4号機〜5号機初期のホールは今では信じられないほど 「やりたい放題のイベント時代」 でした(笑)

  • 設定発表
  • 札で丸わかりの高設定
  • クレオフ=高設定示唆
  • モーニング仕込み
  • 来店ポイントで設定券がもらえる
  • 謎の暗号イベント
  • 常連向けの裏サービス

など、現代の規制では絶対に実施できない施策が山ほど存在。

当時を知らない令和世代のスロッターからすれば、

「そんなこと本当にあったの?」

と疑いたくなるような内容も多いですが

全部、事実です。

この記事では、私(マメ)が実際に体験したイベントも交えつつ、“平成までのホールに存在したイベント文化”を分かりやすくまとめました。

4号機・5号機の世代には懐かしく、令和のプレイヤーには一種の資料として楽しめる内容になっています。

実録:かつてのパチスロ専業たちの今|勝ち続けた先にあった現実

過去|パチンコ・パチスロのイベントなどであったもの

いまの時代では完全にNGとされるイベント文化。

広告規制が入る前までは、ホールごとに競い合うようにイベントを開催し、その内容は令和ではまずあり得ないレベルでした。

ここでは私(マメ)が実際に体験したものも含め、当時存在した“リアルなイベント”をまとめて紹介します。

パチスロ初代北斗の拳|イベントの宝庫だった名機

パチスロ史上最大の約62万台を売り上げた初代『北斗の拳』

あまりの人気ゆえ、この台を軸にしたイベントも非常に多く存在しました。

当時よく見たイベント・救済措置はこんな感じです。

2チェの日(2のつく日はチャンス)

2チェの熱い演出に合わせ、2のつく日=北斗が強い日として扱われるホールが多く存在。

朝イチ・当たりor拳王ステージスタート

設定変更後の高確挙動を“イベントとして見せる”ホールも登場。

朝一から拳王ステージも珍しくありませんでした。

北斗単発カード:10枚集めると「1日設定6」

これは今では完全にアウトですが、当時は普通にありました。

  • 北斗が単発終了するとカードが1枚
  • 10枚集めると丸1日設定6を打てる権利
  • 集めるために“単発乞食”が大量発生(笑)

昇天チャレンジ:20連達成で設定⑤⑥へ昇格

ホール側の裁量で設定変更できるという完全にグレーなイベント。

  • 20連達成→設定5or6へ変更
  • 客が見守る中で店員が裏へ消える
  • しばらくして戻ってきて「どうぞ」の流れ

モーニング

今の若いユーザーが聞くと信じられないと思いますが、パチンコもパチスロも“朝から当たった状態”でスタートというイベントが普通にありました。

<パチンコの例>
海物語の盤面にシートが貼られ、着席するとスタッフが剥がし、確変台だけは内部確率が“確変状態”からスタート。

全台確変スタートの店も存在。

※ただし開店後1時間まで交換NGというルールつき

<パチスロの例>
北斗や吉宗など人気機種で

  • 朝イチAT(北斗揃い)スタート
  • 高確スタート
  • BIG後RTスタート(機種による)

などが実際に存在しました。

クレオフ=高設定イベント

「ボーナス後、自動的にクレジットが落ちる(=クレオフ)」

これを高設定の合図として使う店も大量に存在。

  • クレオフ=設定④⑤⑥
  • 1/2で設定⑤⑥
  • 全台クレオフしたら島全体が高設定

※もちろん今は完全にアウト。

札イベント|金銀銅、サメ・エビ・アンコウ

超有名なイベント形式。

  • 朝から札が刺さっている
  • 夕方から刺さる
  • 刺さるタイミングで設定変更
  • 徐々に札が“昇格”する

海物語の図柄に合わせて

サメ=④、エビ=⑤、アンコウ=⑥

という表現を使う店も多かったです。

独自イベント|『ドラ◯もんの冒険』など

店がオリジナルで作った札イベントも多数存在。

私の記憶で特に強烈だったのはこれ👇

  • ドラ◯もん ⇒ 設定56
  • ぼく伸びた ⇒ 設定UP
  • 源女神 ⇒ 偶数示唆(246)
  • ジャイアント ⇒ 135
  • スエ夫札 ⇒ 据え置き確定
  • ドラミ札 ⇒ チャーンス

【札が刺さるタイミング】
朝一→12時→15時→18時→21時の計5回。

ガセイベントだったためか人がいませんでした。

ルーティンバラロック(バラエティ1週間必ず⑥あり)

これも当時の名物イベント。

  • バラエティコーナーに必ず“1台だけ設定6”が入る
  • 曜日固定、台番固定などパターンがあった
  • SNSがないため、みんな自力でデータを集める必要があった

少し前でいう「ぶっ通し公約」の原型に近い施策です。

当時のバラエティ構成例(2004〜2005)

  • 闘神雷電花田勝
  • ガッツだ!!森の石松
  • ビーストサップ
  • 秀樹に夢中
  • ウィンちゃんの夏祭り
  • 黄門ちゃま
  • 十字架600
  • カイジ2004
  • 麻雀物語
  • キングオブマウス

それぞれに魅力のある設定⑥ですよね。

まめ
まめ

私は麻雀物語に固執していたので、毎回コレばかり追っていました(笑)

店舗によるサービス

広告規制前のホールは、イベントだけでなく 店舗独自のサービス もかなり自由でした。

令和ではまず見ないような “ゆるい救済” や “常連優遇” が多く、まさに「時代の空気」で成り立っていた文化でもあります。

ここでは、その中でも特に印象的だったものを紹介します。

パチンコ|1000ハマり記念(完全に今ではアウト)

昔のパチンコホールには、「1000ハマり到達記念サービス」という謎の文化が存在しました。

  1. 1000回転ハマったら、店員を呼ぶ
  2. 盤面を開け、アタッカーに直接玉を流し込んでくれる
  3. 個数はスタッフの気まぐれ(ここがポイント)

実際に私は何度か遭遇しましたが、大体1000発〜2000発が標準でした。

もちろん今では完全アウト。

でも当時は、

「お客さん、こんなにハマって可哀想だからね!」

という昭和のノリがまだ残っていた時代でした(笑)

昔の来店ポイント(今の日用品交換とは別物)

今の来店ポイントは

  • 日用品
  • お菓子
  • 清掃用品

などと交換する仕組みが一般的ですが、昔は桁違いにヤバかった。

たとえば、私が見てきた店舗では

  • 来店ポイントで“好きな台を1日設定⑥”
  • 来店ポイントで“台の釘を超良調整”
  • 来店ポイントで“朝イチ確変スタート権”

など、完全に今の規制では不可能なサービスが平然と実施されていました。

後は東京ディズニーランドのチケットなんてのもありました。

常連の間ではポイントを貯めて

「今週は北斗を設定6で打つか」

という会話が普通にあったレベルです。

秘密の暗号部屋(P-worldに隠しページ)

LINEもX(Twitter)もなかった時代。

情報を得る手段は会員メールP-worldのホールページでした。

一部のホールではP-worldの下部に“秘密の暗号部屋”が存在します。

  • 隠しURLや数字の謎解き
  • 会員メールで配布される暗号キー
  • 暗号を入力すると、翌日の仕掛けがわかる
  • 「特定の島が強い」「特定番号が熱い」などが掲載

要するに今でいう“LINE限定示唆”の原型です。

当時はSNSが存在しなかったため「暗号を知っている=勝率が上がる」という時代でした。

面白かったイベント(今では絶対に見られないカオス企画) 

過去の情報を調べていると、現在の基準では絶対に不可能な“カオスすぎるイベント”が多数存在します。

ネット上の情報も多いため真偽不明な部分はありますが、「当時ならあり得る」と思えるほど時代がゆるかったのも事実。

ここでは、特に印象的だった2つの優勝イベントを紹介します。

初代・優勝イベント(札インフレが止まらないカオス)

まずはネット上でも有名な札が増殖し続けるイベント。

真偽はさておき、当時の空気をよく表しているため紹介します。

▼朝イチから札ラッシュが始まる
朝ホールへ入ると、すでに金・銀・銅の3種類の札 があちこちに刺さっている。

「金=最強でしょw」

と金札を取って打つも、全く出ない。

▼昼過ぎ:まさかの“上位札”登場
昼過ぎになると追加札が登場。

  • ゴールド
  • シルバー
  • ブロンズ

「え、さっきの金銀銅とは別物なの?」という謎のアップグレード。

▼さらに札がインフレしていく

15時

  • プラチナ
  • 黄金
  • 金の延べ棒

17時

  • ルビー
  • サファイア
  • ダイヤモンド

18時

  • 株主
  • 将軍
  • 大統領

このあたりでほぼ全台に札が刺さる異常事態。

▼19時には“宇宙規模”に突入

  • 太陽系
  • 銀河系
  • アンドロメダ星雲

+サメ・エビ・アンコウなど海物語札も混在してカオス化。

▼22時:最終札が登場(意味不明)

  • ムー大陸
  • ノストラダムス
  • ビッグバン

最終的に札が4枚刺さったその台は−5万円。

「札の豪華さ=出玉」はまったく関係なし。

実際に大阪のホールで“金→ゴールドの二段構え” が出たという話は聞いたことがあります。

真偽はさておき“当時のイベントが完全に無法地帯だった”という象徴的なエピソードです。

2代目・優勝イベント(札の“組み合わせ”で意味が変わる)

続いて、こちらもネットでも語られるカオスイベント。

札の種類がすでにおかしい。

  • ダンカン
  • 義太夫
  • 馬鹿野郎
  • なんかしゃべれ

※もはや意味不明

▼組み合わせでフレーズが完成すると当たり?

朝はこれらの札が7割の台に1枚ずつ刺さっている状態からスタート。

しかし15時になると札が追加され、台ごとに謎の組み合わせが成立していく。

例)

  • 「ダンカン×馬鹿野郎」
  • 「義太夫×なんかしゃべれ」

そこから常連の間では

「フレーズが完成すると高設定?」

という都市伝説が発生。

▼しかし、実際は…

友人が「バイオ6ツモったっぽい」と言うので札を確認すると…

「義太夫×なんかしゃべれ」

「関係ないやんけ!」
と吹いた、とのこと。

設定示唆なのかネタなのか、当時のホールは本当に店側の裁量が強かった時代でした。

関連記事:今のスマスロ時代に通用する“仕組み理解”とは?
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伝説となった店|エルニド

かつて新宿などに存在したパチンコ・パチスロ店 「エルニド」。

界隈では“ボルニド(=ボッタ店)”と呼ばれ、今でも語り継がれる伝説級のホールです。

その理由は、インパクトが強すぎる“事件”にあります。

伝説の始まり|全台56(全6)イベントのガセ

当時のエルニドは、

「全台設定56」あるいは「全台6」

といった超ド派手なイベントを堂々告知し、行列ができるほどの客を集めました。

しかし

実際の設定は「全台設定①濃厚」

これが後に伝説の大ガセと呼ばれる元凶です。

お祭りムードで突撃した客たちは、全員が設定1を全力で回させられるという地獄絵図。

当然大半は負けます。

そしてここから、さらに悪質さは加速します。

当日に換金率が「20枚交換」へ改悪

通常:1,000円=50枚貸しが基本です。

イベント当日

20枚交換(200枚で1,000円)に突如変更。

・貸しは50枚
・換金は20枚(超激悪率)

さらに台は全6ではなく全1

もうこの時点で完全にアウトです。

そして翌日、店が消えた

さらに衝撃だったのはここ。

その翌日

店が跡形もなく閉店

看板が消え、扉が閉ざされ、

まるで“夜逃げのように”エルニドは姿を消しました。

これが今もネットで語られ続ける理由です。

マメの総評

  • 1,000円50枚貸し
  • 20枚交換
  • 全台設定1
  • 翌日閉店

この組み合わせを見れば、ホールの“ヤバさ”が一瞬で分かるでしょう。

私も当時リアルタイムで噂を聞き、衝撃を受けた記憶があります。

令和の規制環境では絶対にあり得ない、まさに“伝説のボッタ店”。

これで昔のイベント話は締めです。